生活スタイル

変わりゆく食卓の風景・・・ある意味否定出来ない現実

皆さんは家族との食事、どうように過ごしていますか?

自分が小学生だった子どもの頃にはテレビのある居間で父と祖母が向かい合って食事をし、料理をしている母と自分と兄は居間の横にあるキッチン・ダイニングでご飯を食べていた。

当然夕食時にはテレビがついており、自分たちはダイニングのテーブルからチラチラと見ながら食べていることが多かった。

昔のテレビって今のようにたくさんのチャンネルがあるわけもなく、ましてやチャンネル権は父がもっているため、好きな番組を見ながらご飯を食べるなんて状況は皆無だった。

仕事を終えた父は居間どっかりと腰を据えて午後7時からNHKのニュースを見る。その後に別の番組に移るのだが、大部分はプロ野球中継だ。
巨人の大ファンだった事もあり、長島選手や王選手の活躍に一喜一憂していた。
野球は嫌いではなかったが、野球シーズンの最中では頻繁にそのような場面あると飽き飽きしてしまう。

ただ父の好みだったのだろうか、ドリフが大好きだった。

お笑い好きだったんだろうなぁ〜普段は子ども心に怖い存在の父がドリフを見て声を上げて爆笑している姿は今でも思い出す。

なのでドリフの「八時だよ!全員集合」がある時は食事も楽しかった。
自分もドリフを始めお笑いは大好きだったからね。

あれから50年近くの歳月・・・・

すでに成人してしまった子どもたちの食事の現状は昔と似たような状況で、テレビのある居間で自分と妻が食事をし、子どもたちがキッチン・ダイニングのテーブルで食事をしている。
角度的にも居間のテレビをキッチン側から見ながらというのはちょっと無理がある。

全員が全員ではないが、大きくなった子どもたちは食事の場面に「スマホ」を持ちこんで自分たちの好きなコンテンツを見ながら食事をしている。

スマホ・・・・う〜ん・・・・

違和感があるのは違いないのだが、スマホを見ながら食事をしている子どもたちに「マナーが悪い、行儀が悪い!」とは言えない。

それこそテレビ見ながら食べてたんだもん。
テレビがスマホになってもそれって結局同じなんだよなぁ〜と思う。

これってもしかしたら多くの家庭の中で「なんだかなぁ〜」と思っている一つかもしれないですね。
なんだかモヤモヤしながらではあるが、そもそもテレビを見ながら食事をするものどうかと思ってしまう。

家族みんなで食べる食事の時間ってすごく大事な時間なんじゃないかと思う。
テレビを巻き込んだ共通話題ではなくて、家族みんなで今日の出来事や気付いた事、面白かった事、悲しかった事、悔しかった事、失敗した話・・・・いろいろあるんじゃないかなぁ〜

これから家族を持つ人や子どもとの時間を考えている人はに一度真剣に考えて欲しいかも。

食事の時にスマホを使うことには、いろいろな意見があるかもしれません。スマホはとても便利なツールではありますが、是非食事の際にはスマホも出来ればテレビも見ないで食事を楽しんだり、会話を楽しんだりする時間とするがいいと思います。家族でのルールを今一度・・・・